・「遊戯王OCG」の「宣告者の神巫(デクレアラー・ディヴァイナー)」
このカードが強すぎると思った理由を解説していきます。
「宣告者の神巫(デクレアラー・ディヴァイナー)」の恐るべき効果とは!?
こんばんは、Hope(ホープ)です。
前回、宣告者カード「宣告者の神巫(デクレアラー・ディヴァイナー)」の特徴や効果についてまとめました。
その時の私の総評が、「え、これ強すぎじゃないか!?」というものでした。
そう思った理由を、今回書いていきたいと思います。
まず、私が注目したのは、効果1。
「召喚、特殊召喚成功時に、デッキかEXデッキから天使族モンスターを墓地に送ることができる。」という部分です。
特に注目するところが、「EXデッキ」という部分です。
この効果を利用することで、強力なコンボが出来ると思いました。
では、EXデッキから墓地に送る天使族モンスターとして、候補に挙がるのが2つあります。
一つ目は、シンクロモンスター「虹光の宣告者(アーク・デクレアラー)」。
「神巫(ディヴァイナー)」と同じ宣告者モンスターなのですが、シンクロモンスターなので、EXに入ることになります。
で、この「虹光(アーク)」には、
「このカードが墓地に送られた場合、デッキから儀式モンスターか儀式魔法1枚を手札に加えられる」という効果があります。
そう、「マンジュ・ゴッド」と同じような効果です!
発動条件が「墓地に送られた」なので、「神巫(ディヴァイナー)」の効果で条件を満たすことができます。
あの儀式カードをサーチ出来るカード代表の「マンジュ・ゴッド」と同じ働きが出来るとはすごいですよね。
実質、4枚目以降の「マンジュ・ゴッド」として使うことが出来てしまいます。
ちなみに、「マンジュ・ゴッド」は召喚成功時にしか発動できませんが、「神巫(ディヴァイナー)」は特殊召喚成功時にも発動できてしまいます。
二つ目は、融合モンスター「旧神ヌトス」。
こちらは融合モンスターなので、同じくEXデッキに入るモンスターです。
「ヌトス」には、「墓地に送られた場合、フィールドのカード1枚を対象として、破壊できる。」という効果を持っています。
どこから墓地に送られるかは指定されていないので、フィールドからでもEXデッキからでも良いということになります。
なので、こちらも「神巫(ディヴァイナー)」の効果で、発動条件を満たすことが出来ますね。
罠カードである「サンダー・ブレイク」と同じように、モンスターか魔法罠かを問わずに1枚破壊できるというのも強力ですよね。
まとめますと、この「神巫(ディヴァイナー)」の効果1は、こう言い換えることが出来ます。
「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果を一つ選択して発動できる。
・デッキから儀式モンスターまたは儀式魔法1枚を手札に加える。
・フィールド上のカード1枚を対象にして、そのカードを破壊する。」
もちろん、上の2つのモンスターがEXデッキにいること前提にはなりますが、
儀式カードをサーチするか、フィールド上のカード1枚を破壊するかを選べるなんて、かなり贅沢な感じがしちゃいますね笑
おまけに、墓地に送れるのは上の2つのモンスターだけではないので、他のカードと組み合わせて色んなコンボを開発できる可能性も秘めています。
さて、実は効果1には、まだ続きがあります。
「効果1で墓地に送ったモンスターのレベル分、ターン終了時までこのカードのレベルが上がる。」
上で挙げた「虹光(アーク)」と「ヌトス」は、共にレベル4のモンスターです。
つまり、これらを墓地に送ると、「神巫(ディヴァイナー)」のレベルを6にすることが出来ます。
…あれ、とある儀式モンスターと同じになりましたね?
そう、「神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)」と同じレベルになってしまいました!
「神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)」の専用儀式魔法である「宣告者の預言(デクレアラー・プロフェシー)」を使うには、
リリースするモンスターのレベルをちょうど6にする必要があります。
しかし、レベル6になった「神巫(ディヴァイナー)」を使えば、リリースするモンスターを1枚に収めることが出来ます。
さらに、「宣告者の預言(デクレアラー・プロフェシー)」には、儀式召喚成功時に自身を除外することで、リリースしたモンスター1体を手札に戻すことが出来ます。
なので、「神巫(ディヴァイナー)」を再び手札に加えることが出来てしまうんですよね。
(ただし、「神巫(ディヴァイナー)」の効果は、1ターンに1度しか発動できないのでご注意を)
ここまで他の宣告者である「神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)」と相性が良いなんて、恐ろしくも感じてしまいますね笑
さらにさらに…
「神巫(ディヴァイナー)」にはもう1つ効果があります。
「効果2:このカードがリリースされた場合、手札かデッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族一体を特殊召喚できる。」
リリース方法は指定されていないので、アドバンス召喚のためのリリースでも儀式召喚によるリリースでもOKということになります。
レベル2以下の天使族で、候補となるのは、「イーバ」でしょうか?
「イーバ」には、「このカードが墓地に送られた場合、このカード以外のフィールドか墓地の光属性天使族モンスターを2体まで除外することで、
デッキから除外したカードの数まで『イーバ』以外のレベル2以下で光属性天使族モンスターを手札から加える。(同名カードは1枚まで)」
といった効果があります。
「神巫(ディヴァイナー)」の元々のレベルは2なので、「イーバ」の効果を発動させて、さらに2枚目以降の「神巫(ディヴァイナー)」をサーチすることが出来てしまいます。
「神巫(ディヴァイナー)」と「イーバ」を交互に出せる可能性があるというのも、すごい連携力ですね。
ただ、「宣告者の預言(デクレアラー・プロフェシー)」で
リリースしたモンスターを手札に加える効果は、時の任意効果であるため、
「預言(プロフェシー)」で「神巫(ディヴァイナー)」をリリースし、
「神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)」を儀式召喚したとき、
この「神巫(ディヴァイナー)」の効果2を発動させると、
「預言(プロフェシー)」の効果発動のタイミングを逃し、
発動出来なくなってしまわないか心配になったかもしれません。
でも安心です!
上記の場合、「預言(プロフェシー)」と「神巫(ディヴァイナー)」の効果は、
好きな順番でチェーンを組んで発動できるため、タイミングを逃すことはないです。
さて、いかがだったでしょうか?
いかにも「宣告者」カードと相性のいい効果ばかりだったので、書いてるだけでもウキウキしてしまいました笑
余談ではありますが、リンクモンスターである「虚光の宣告者(ミラージュ・デクレアラー)」にある
「墓地の儀式モンスターか儀式魔法を2枚まで手札に加える」効果の発動条件が、
「相手によって墓地に送られた」ではなく、
「墓地に送られた」だけであれば、この「神巫(ディヴァイナー)」の効果で墓地に送った時にも発動することが出来てたと思うと、
なおさら「虚光(ミラージュ)」の存在が残念に思えてしまうところがあります…
本音を言えば、今すぐにでもエラッタしてほしいですね(^_^;)
(「虚光(ミラージュ)」についての記事は、こちら:遊戯王OCG・「虚光の宣告者」は使いづらい!?その理由は?)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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